名誉の負傷

5月8日に旧市5地区対抗野球大会が行われました。

僕にとって年に一度の楽しみでもあるこの大会、橋北スポーツ少年団のコーチとして日々子供たちに野球を教える立場ですがこの日は違います。

自分が試合に出れる唯一の機会ですから、やる気は人一倍ありこの日の為に一年間仕事を頑張っているといっても過言ではありません。ですがこれだけ楽しみにしていたにも関わらずまさかの別の予定を入れてしまうというほんとに何を考えているのだと自分を恨みました。何とか二試合だけはやらせてもらいましたが、肝心の決勝には出れず人数が少ない中その場を去りました。試合が終わった時間に同じ少年野球のコーチである先輩に試合の結果を聞いたら優勝したと返信がありとても嬉しかったです。

ですがそんな中、僕の友人でキャプテンを務めていた浅野が怪我をしたと聞きました。

その時の状況聞くと決勝が始まる前から指が痛く、前の試合でキャッチャーをしていた際に指にボールが当たってしまったという話でした。そのまま決勝にのぞみ、キャッチャーとしてキャッチャーフライをダイビングキャッチしようとしたりランナーを刺すために鋭い送球をしたりと怪我を感じさせない動きだったと聞きました。

その後、指が折れていないか念のため病院へ行き検査を受けた結果指には異常がなく大丈夫だったと。そう指には………。

なんと指ではなく手首が骨折していました。

おそらくダイビングキャッチをしようとした際に手の付き方が悪かったのだと言っていました。手首が折れているにもかかわらず決勝で一試合やりぬきしかも折れていることも感じさせない活躍、さすが我らのキャプテンだなと思いました。

自分ももう昔とは違い体が動かなくなってきてはいますが、来年こそは試合にフル出場し怪我をせず3連覇したいと思います。

第2分科会メンバー 林